パナマ運河は、太平洋とカリブ海を結んでいる全長80kmの運河です。レセップスが開発に着手した後、米国が建設を進め、1914年に開通しました。開通後は米国が管理していましたが、1999年12月31日にパナマに返還されました。現在でも米国、日本、中国、チリを中心として、世界の貿易の5%がパナマ運河を通過しています。
パナマ運河は、太平洋側のほうが海面が24cm高いので、水位の差を調節して船舶を移動させるために、閘門(こうもん)を採用しています。現在の閘門の幅は約33mで、これが通過できる船舶のサイズを制限していますが、拡張後は50mになるため、さらに大きな船舶が通過できるようになります。
情報元:www.news.bbc.co.uk